それが一体何になるというのか

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太陽の国を目指した10匹の動物たちのお話

(中野2部のアニメーションを私なりに要約したものです。正確でもなければちょっと盛ってたりもしますし、なにせ元がアニメーションなので文章で伝えるには限界があります……あれを元にした二次創作かなにかだと思ってお読みください)

(線で区切ってあるところはライブやアンコールが入るところです)

 

(早いこと何かしらで公開されてほしい……)

 

 

 

 

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僕は、タヌキのポン吉。

僕には夢があった。それは透明で、漠然とした夢だった。

 

でも、僕には勇気がなくて、ただそこに立っている事しか出来なかったんだ。

 

第1章 同志をみつけた

 

僕は、ずっと一人ぼっちだった。

たった1人、僕だけがいた。

ひとりじゃ何も出来ない、このままじゃいやだ、前に進みたい……

 

そんな時、1枚の写真を拾ったんだ。

 

「太陽の、国……!?」

 

そこはとてもキラキラと輝いた、イルミィの海に囲まれた国。

 

僕も、ここで歌いたい、ここで踊りたい!

太陽の国を見た時、心からそう思ったんだ。

 

でも、ひとりじゃきっとここまで行けない……だけど…………

諦めたくない。もうひとりは嫌だ!

 

誰か、誰か……

 

「僕と一緒に、踊ってくれませんかー!!」

 

僕は思わずそう叫んだ。

そして叫んだ声は、9匹に届いたんだ。

 

チューイ

コン太

ニャントス

とみたんがるー

センジラフ

らるぴょん

ブラザー

フォゲミダイル

ディープインパク

 

「なになに、面白そう!」

「太陽の国かぁ、僕も行ってみたい!」

「しょうがないなぁ、付き合ってあげる!」

 

僕らは10匹で、太陽の国を目指すことになった。

 

「太陽の国かぁ」

「でもどうやって行くの?」

「ほら、ここに地図があるよ!」

 

地図によると、太陽の国まではずいぶん遠くて、長い長い旅になりそうだった。

 

でも、僕たちならきっと大丈夫。きっとたどり着ける!

 

「よし、太陽の国へ出発だ!!」

 

 

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第2章 僕らのブラザー

 

イルミィの海を目指して、僕らの旅は始まった。

旅は思った以上に過酷なものだった。

 

途中で、高い高い崖の上の、細い細い道が、僕らの前に立ちふさがったんだ。

 

それでも、僕たちは進んだ。

 

風が強く吹いて、飛ばされそうになりながらも、必死で前へ進んだ。

 

「みんな大丈夫ー!?」

「しっかり捕まって!」

「慎重にね……!!」

 

その時、ひときわ強い風が吹いた。

 

「あっ、ブラザーの写真が!」

 

その風で、ブラザーの持っていた、大事な太陽の国の写真が飛ばされてしまった!

 

「大丈夫、このツバサの出番だ!」

 

鳥のブラザーはそう言って羽ばたく。

 

「さすがブラザー!」

 

しかし、写真を掴んだ、と思ったら、ブラザーはそのまま落ちてしまったんだ!

 

「ブラザー!!」

「飛べるんじゃなかったの!?」

 

崖をのぞき込むと、木の上に落下したブラザーの姿が見える。

 

「大丈夫!?今すぐ助けに行くから!」

 

僕がそう叫ぶと、

 

「ダメだ!みんな先へ進むんだ!太陽の国を目指すんだろ!?大丈夫、私はこんなことではくたばるまい!あとから、必ず追いつくから!」

 

ブラザーは木の上からそう返してきた。

 

「ブラザー……!!うん、分かった。待ってるよ!!必ずだからね!!」

 

置いていくなんて本当は嫌だけど、でも、ブラザーの思いを無駄にしちゃいけない、僕たちはみんな同じ気持ちだった。

 

そして僕たちは、ブラザーの声を背に、先へと進むことを決めた。

 

 

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第3章 イルミィの海

 

僕たちは、少しでも前に進もうと必死で歩いた。

だけど、本当にあるのかも分からないイルミィの海を目指す旅に、みんな少しだけ疲れていた。

 

「ブラザー、大丈夫かな……」

 

別れたブラザーの事を思い出すと、寂しい。

けど、でも前に進まなきゃ、そんな気持ちになる。

 

そして、支えあって、助け合って進んで来た僕たちは、やっと、やっとの思いでイルミィの海にたどり着いたんだ!

 

「でも、まだブラザーが……」

 

そう、僕たちがイルミィの海のたどり着いても、まだブラザーは一緒じゃなかった。

ブラザーと一緒に、太陽の国へ行きたかったのに……

 

「ブラザー……」

 

誰かがそう呟いたその時、

 

「私はここにいるぞーーー!!!」

 

ブラザーの声が聞こえた!

追いついたんだ!!

夕日を背に、ボロボロになったブラザーは胸を張る。

 

「だから言っただろ、私はあんなことではくたばるまいって!」

 

これで10匹揃って、太陽の国へ行けるんだ!

 

「みんな、みんな本当にありがとう。みんなとここにいられるのが、本当に嬉しいよ!」

 

全員揃ったみんなを見て、僕は感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

でも、太陽の国はイルミィの海の向こう。

イルミィの海は、橋もかかっていない、船もない、広い海だった。

 

「どうやって渡ればいいんだろう……」

「やっとここまで来れたのに……」

 

みんなの気持ちを代弁するかのように、センジラフが大きな声で叫ぶ。

 

「チクショーーーー!!!」

 

その時、僕にはイルミィの海が、キラキラ輝いたように見えたんだ。

 

「もしかして、大きな声を出せば良いんじゃない!?」

 

「わーーー!!」

 

僕たちの叫びに反応して、海は1段と光り輝く。

 

「わーーー!!」

「わあぁぁーーーーーー!!!」

 

そして僕たちは、大きな大きな声で叫び続けた。

 

 

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そうして、僕たちは本当に太陽の国に着いたんだ!

 

「みんな、本当にありがとう。みんながいなかったら僕はずっと一人ぼっちで、あそこに立っていることしか出来なかった……本当に本当に、ありがとう」

 

僕はみんなの顔を見渡して、喜びを噛み締める。

 

でも、僕たちが喜びに浸っている中で、らるぴょんはひとり浮かない顔をしていた。

 

そして、らるぴょんが静かに口を開く。

 

「ちょっと、いい?大切なことを話しておきたいんだ。僕、実はね……」

 

そう言ったらるぴょんの体が、キラキラと光だしたと思うと、ぱんっ、と音を立てて、9匹に分裂した。

 

「僕はイルミィの精霊、使命があって君たちのそばにいたんだ。みんなが成長するのを、助けて、支えて、導くのが僕の使命。でも、ここでお別れだ」

 

9匹のらるぴょんは、僕たちのそばへ飛んできて、そう語りかける。

 

「そんな……!」

 

お別れなんて、急すぎる。

 

「でも、僕はずっとそばに居るよ!みんなの背中を守っているから!」

「らるぴょん……!」

 

そして、らるぴょんの姿は見えなくなった。

 

「らるぴょん……」

 

僕たちは、また9人になってしまった。

 

「でも……行かなきゃ、この先へ」

 

前に進もう。僕たちはここで終われない。

いろんな人にこの気持ちを伝えたい!

 

らるぴょんはいなくなるけど、でも、これからもずっと一緒だよ!!

 

 

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「でもさー、これからどこに行こう?」

 

太陽の国を後にした僕たちは、次の目的地が分からなくて迷っていた。

 

そこに、

 

「次の目的地は、ここだよ!」

 

そう言って、地図を手にしたらるぴょんが現れたんだ!

 

僕たちは地図を手に、あたりの景色を眺める。

 

ずっとずっと先に見える、タマネギみたいな形の建物。次の僕たちの目的地。

 

僕たちの旅はまだ始まったばかり。

たくさんの苦労を乗り越えて、やっと太陽の国まで来れたんだ。僕たちなら、きっとどこまでも行ける。

姿が見えなくても、らるぴょんも一緒だ。

 

もっとたくさんの人に、この気持ちを届けなきゃ!

 

そして僕たちの、新しい旅が始まった。

 

 

おしまい。